2007年03月11日
観光 屋久島

花粉症の季節。都会では花粉が空を道路を
ビルを地下を舞う。都会には道路があり地下鉄が
張り巡らされ、ビルが立ち並ぶ。人間が自然の上に
いるような空間だ。
南の島でも花粉は舞う。しかしどれだけの花粉が
思い思いの所に飛び着陸をして芽を出す事ができるのだろうか?
ほとんどの花粉は道半ば、というか飛び立つ以前に
自然に埋没していく。だからこそ花粉は空間を舞う。
杉の木を観に行った。
その島は自然がドン!と真ん中に立ち尽くし
川の周り、道路の周りにかろうじて人間が街をつくった。
季節が一つ巡るとすべてが破壊されるような巨大な力が湧き起こる。
破壊するとは想像する
死ぬとは生きる
その現実を森は静かにみせてくれた。
静かに破壊されるのを待つ杉。
死んだ杉を覆い尽くす苔。
その苔の上に芽吹く杉。
瞬間に生命が巡っている。

屋久島から離れ沖縄に戻り一日が過ぎた。
いつもの生活に戻った時に自分の身体の脱力に気付いた。
島の森を終日歩き、1000年の杉、台風で流された木々、
大きな石全体を全て覆い尽くした森、伐採された木々、
生まれて七年目の杉。の中を歩いた。
その空間を通りすぎた時に私にせまってきた情報は
私自身の意識では処理しきれない情報の大きさでした。
昨日までヨガのポーズを行なう時に
「心」と「身体」と「呼吸」を明確に
結んでいこうと意識をしていました。
結ぶとは破壊して
それぞれを識ること
フッと頭に浮かんできました。

お日様の光りが差し込まない大地からは
杉の芽は出てきません。何千年も生き抜いた
屋久杉が倒れ、その空間に光りがさし、初めて
新しい生命が始まる。
破壊と想像。
春の風が吹いている沖縄からでした。
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Posted by katsukino at 15:03│Comments(0)