2009年11月10日
五つの障害:貪欲
かれは、世界に対する貪欲を捨て、貪欲の消え失せた心をもって住み、貪欲から心を浄めます。瞋恚(しんい)を捨て、害意のない心をもち、すべての生き物を益し、同情して住み、瞋恚から心を浄めます。沈鬱・眼気が消え失せ、光明想をそなえ、念と正知をそなえて住み、沈鬱・眼気から心を浄めます。浮つき・後悔を捨て、浮つき・後悔がなく、内に静まった心をもって住み、浮つき・後悔から心を浄めます。疑いを捨て、疑いを脱し、もろもろの善法に対して疑惑をもつことなく住み、疑いから心を浄めます。
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かれは、世界に対する貪欲を捨て、貪欲の消え失せた心をもって住み、貪欲から心を浄めます。
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「欲」の定義を知らずに「欲」はなくせない
ここで欲とは何かを具体的に理解しなくてはなりません。たとえば「貪欲はよくない」とはよく言われますが、私たちはそれをはっきり分かっていないと思います。言葉を使う場合は意味をしっかり理解し、はっきり定義しないと、いつまでも曖昧で中途半端になり、修行がしっかりできないのです。
(略)
まず我々は一般的に「欲張り」というと、お金をたくさん欲しがっている人や食べ歩きをしまくる人などを思い浮かべるかも知れません。では、金銭欲、グルメ、夜遊びなどは、なぜ欲と言うのでしょうか?
(略)
我々は結局、体にある五つの感官ー「眼」「耳」「鼻」「舌」「身体」を楽しませたいという欲求をもっています。触れることで身体を、音で耳を、香りで鼻を、味わうことで舌を、見ることで眼を楽しませたがっているのです。ですから、眼、耳、鼻、舌、身という五つの感官は、色、声、香、味、触という五つの対象を欲しがっているのです。この五感が刺激を欲することが欲なのです。(沙門果経p233より引用)
気づきを持って、自分自身を客観的に観察するとき。
葛藤する私を観察します。
欲を持つことが葛藤を増やし
葛藤を増やす事が自分の不安を増やしている!
ことに気づきます。
東京に美味しいランチに行こう!
と決めたら、まず
どこに、行こう?何を食べよう?
とインターネット、雑誌などをチェックして葛藤します。
グルメ記事のレビューを読んで、
メニューを見て、あれがいい。これがいい。
そして頼んでから、隣の人が頼んだものが
食べたくなる→葛藤
食べながら、他の店や前に来た時の記憶から
味を評価する。→葛藤
食べながら、終わった後のデザート選び→葛藤
気づきをもって、観察を続ければ
葛藤が生じていく事を観察できるようになります。
葛藤が生じれば、気づきを持って抑えていく。
我々は結局、体にある五つの感官ー「眼」「耳」「鼻」「舌」「身体」を楽しませたいという欲求をもっています。触れることで身体を、音で耳を、香りで鼻を、味わうことで舌を、見ることで眼を楽しませたがっているのです。ですから、眼、耳、鼻、舌、身という五つの感官は、色、声、香、味、触という五つの対象を欲しがっているのです。この五感が刺激を欲することが欲なのです。
葛藤が少なくなれば、集中が深まり
ますます気づきをもちながら観察を
続けていけるでしょう。
Posted by katsukino at 15:50│Comments(0)