2009年12月20日
タイ:フィードバック
H&H バンコクの仕事 / ロナウラ系伝統的ヨーガ
のブログで、今回のヨーガ、瞑想合宿について
フィードバックしました。
ワンサニット2009・フィードバック(1)
期間 :2009年11月18日(水)-28日(土)
+
南タイ「スーアン・モッカ」10日間瞑想コース
期間:2009年12月1日(火)-11日(金)
11月18日(水)から28日(土)の10泊11日
の日程で実施された「ワンサニット2009」の
フィードバック・シリーズ(1)です。
初の「専門コース」として、バンコク郊外の
『ワンサニット・アシュラム』で10日間100時間で
企画された「ワンサニット2009」には、13名の方
が参加されました(男性3名、女性10名)。
今回は、沖縄在住の「K.K.」さん(男性)の
ご感想とフィードバックです。
●「ワンサニット2009」+10日間の瞑想コース(Vipassana)
「ワンサニット2009」への参加者の方で、日程の
ご都合の付く方には、タイでの本格的な瞑想修行
(ヴィパッサナー)を経験する研修プランを推奨しました。
今回は、次の3つのプランで、10日間の
「ワンサニット2009」とタイでの
10日間の瞑想コースが組み合わされました。
①『ワンサニット』の前に10日間の瞑想コース
(11月4日ー15日、コーンケーンのヴィパッサナ・センター)
→ http://www.dhamma.org/en/schedules/schsuvanna.shtml
②『ワンサニット』に7日間参加後10日間の瞑想コース
(11月25日ー12月6日、ピサヌロークのヴィパッサナ・センター)
→ http://www.dhamma.org/en/schedules/schabha.shtml
③『ワンサニット』修了後、南タイの僧院で10日間の瞑想コース
(12月1日ー12月11日)
→ http://www.suanmokkh-idh.org/idh-travel.html
→ http://www.suanmokkh.org/
③は、南タイのスラタニーという町にある
『スーアン・モッカ』という著名な瞑想寺です。
近代タイの精神的支柱であった「ブッダダーサ・ビク
(1926-1993)」によって開かれた修行寺で、タイの
精神界では大きな影響力のあるところです。
近くに「インターナショナル・瞑想センター」が併設
されていて、毎月初めの10日間、外国人向けに
瞑想コースが運営されています。
「インターナショナル・瞑想センター」も伝統的な上座部
仏教の形式に従っていますが、外国人向けなので、
瞑想コースはやや緩やかなルールで運営されています。
『スーアン・モッカ』は、ブッダの教えを遵守する上座部仏教
の本質と、タイの仏教文化に直接触れるには、理想的な
場所のひとつです。
今回、沖縄在住の「K.K.」さんは、
③の『ワンサニット』+『スーアン・モッカ』の
研修プランを消化されました。
International Dhamma Hermitage
Wat Suan Mokkh, Ampoe Chaiya,
Surat Thani 84110, Thailand.
http://www.suanmokkh-idh.org/idh-travel.html
以下に、「K.K.」さんの「スーアン・モッカ」の瞑想コースの
ご感想とフィードバックも寄せられています。
●「ワンサニット2010」
今後『ワンサニット・アシュラム』で、主にリピーターの方を
対象に、10日間100時間の「専門コース」も実施して行きたいと考えてます。
来年も11月後半に「ワンサニット2010」を予定しています。
興味のある方は、どうぞ、お問い合わせ下さい。
定員は12名前後です。
11月にはタイは乾季に入り、さわやかなベスト・シーズンです。
『ワンサニット・アシュラム』でのシンプルなエコ・ライフにも、
気候的な問題の少ない時期です。
●『ワンサニット・アシュラム』について
Wongsanit Ashram
PO Box 1, Ongkharak、Nakhorn Nayok 26120, Siam (Thailand)
Tel: (66-37) 333-183, Fax (66-37) 333-184
『ワンサニット・アシュラム(Wongsanit Ashram)』のホームページ
→ www.sulak-sivaraksaorg/network24.php
写真アルバム
→ http://picasaweb.google.com/hhyoga/WongsanitAshram
『ワンサニット・アシュラム』は『サティラコセーシュ・ナーガプラディーパ財団』
傘下の団体で、1985年に設立されたインターナショナル・コミュニティです。
シンプルなライフ・スタイルの実践と、社会活動と
精神性を平行して追求するための施設です。
『サティラコセーシュ・ナーガプラディーパ財団』 の創立者の
「スラック・シヴァラクシャ」氏はタイを代表する仏教思想家・
社会活動家であり、世界の「仏教陣営」の重要人物です。
ノーベル平和賞にも3回ノミネートされています。
『ワンサニット・アシュラム』の環境と設備は、自然環境を
生かしたやや「アウト・ドアー」系で、「自然療法センター」
としても利用されています。「ヨーガ」の合宿セミナーにも
最適な条件が整っています。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ワンサニット2009」での10日間・100時間の専門コース
沖縄在住の「K.K.」さんのフィードバック
【プロフィール】
①住んでいるところ
沖縄県南城市
②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
ヨーガ指導をカルチャーセンタ、公民館などで行っています。
20歳前後にお寺で小僧生活をしていました。
③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
仏教、ヨーガ、古武道(琉球古武道)
④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ
お寺での生活を経て、瞑想に興味を持ち、
古武道での怪我がきっかけで、アーサナを始めました。
⑤今後のヨーガへの展望や希望
何を目指してヨーガを行っていくのか、それをどのように
達成できるのかを明確に共有できる仲間づくり、環境づくり
【フィードバック】
1)『ワンサニット・アシュラム』の場所と環境
①環境と施設
シングルのクティに滞在しました。夜は多少冷え
ましたがとても快適に過ごせました。
②ゲスト・ルーム/セミナー室/瞑想ホール
それぞれのホールが徒歩3、4分ほど離れた場所で、
食事、講義、瞑想を終えたあとに程よく外の空気に
触れる事で、リセットができました。
瞑想ホールにはクッションがたくさんあり、それらを利用して、
腰や首に負担のないようにアーサナをするのは、身体を
脱力させるのに大変役に立ちました。
③食事について
毎食、美味しくいただけました。セミナーの後半は、
ジャラネーティ、スートラ・ネーティ、ボウマン・ダウティ等、
クリヤーヨーガを行うと食事の量を調整する必要が出てきました。
その時にごちそうを目の前にしての心の葛藤が大変でした。
2)講義と実習で理解と体験が深まったこと
①アーサナについて
力を入れず、遅筋を働かせ、重力を保持するような
姿勢反射・姿勢制御のメカニズムへのアプローチする
知覚、その後の自律系全体の作用の知覚。
②プラーナーヤーマについて
通常の自律神経のリズムの呼吸から、コントロールした
呼吸を創り出し、深く、ゆっくり、長くという自意識を
神経ネットワークへ干渉させていくというアプローチの理解。
その為に、徹底的に5秒吸いこんで、
5秒はきだすという、形の訓練の重要性。
③クリアーについて
反射作用の再認識。
スートラ・ネーティは今まで何度か試したことがありましたが、
数回でいつも断念していましたが、今回は合宿ということもあり、
何がなんでもという気持ちで行うことで、
比較的簡単に出来ました。
ボウマン・ダウティは初めて行いました。
塩水が胃になだれ込んだ時の内蔵がギュッと緊張した感覚を
知ることが出来ました。体内の内壁の感覚を知覚でき、それが
呼吸の流れを知覚するのに役立ちました。
その後10日間のヴィパッサナー・瞑想コースに参加したの
ですが、アーナパーナ・サティという鼻先の呼吸の流れを
意識する時に、クリヤーをやっていたことが大変役に立ちました。
④ムドラー・バンダについて
それぞれのムドラー・バンダについて考察することで、今まで
理解なしに何となくムドラー・バンダを行っていた点に気づきました。
具体的に何をターゲットにムドラー・バンダを行っているのかが、
明確になり、集中が高まり、それによりムドラー・バンダの形も整ってきました。
⑤瞑想について
一日の始めに瞑想から行うことで、毎日クリヤーな
状態でセミナーを受ける事が出来ました。
⑥ヨーガ・スートラへの理解度
サンスクリットのそれぞれの単語と他の単語との
相互関係を理解でき、全体像のイメージが
ぼんやりと見えてきました。
またヨーガ・スートラの中の
①よく知っていること
②なんとなく解っていること
③知らないこと
が混在しているという内容から、私たちが
混乱する理由が分かりました。
⑦インド哲学・仏教思想についての理解
インド哲学、仏教思想について何も知らないことが分かりました。
相方先生の言われる
・「Knowledge-based」での客観的・中立的な知識の蓄積
・広く、アジア全域の精神文化への洞察
というアプローチの方法で、今後
積み上げていきたいと考えています。
3)「ワンサニット2009」の総括
①プログラム全体の総括的なご感想
日本という住み慣れた環境を離れての
コースへの参加は、自分と向き合う環境に最適でした。
また、同じような意識をもった仲間との
参加でモチベーションも高まり、理解も深まりました。
②ご自分にとって、日本からコースに参加したメリットがあったかどうか
20歳前にお寺での生活をしてから、17年ほどたちました。
その間、本やDVD、インターネットなどの情報、また、
国内のセミナーなどに参加しながら、部分的に仏教、ヨーガを学んできました。
その結果、頭で描いている何となくの「もの」と、
日々実践する何となくの「もの」に、
ズレが生じるようになっていました。
今回のコースへの参加でそのズレを再確認でき、
修正し、実践することができました。また、実践する
ことで、次への展望も発見できました。
③今後「ワンサニット」の合宿セミナー参加を考えている方へのアドバイス
日常の環境から離れての合宿セミナーは、今よりも
向上したいと考えている皆さまには大変有効だと思います。
日常の生活で、自分の問題点を客観的に考察しながら
準備をし、合宿に参加されると、より深い結果を得る事が
できると思います。
4)タイランドの印象、役立つ情報など
ゆったりと歩くタイの人々の姿は、それだけで私たちを、
今、という現在への気づきを与えてくれます。人々の
笑顔もやさしく、とても快適に生活ができました。
ありがとうございました。
「K.K.」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
南タイ・スラタニーの「スーアン・モッカ」
インターナショナル・瞑想センターでの10日間コース
【フィードバック】
1)瞑想センターの場所と環境
①スラタニーの環境
バンコクより夜行電車にてスラタニーに到着しました。
瞑想コースが始まる前日についたので、その日は
Wat Suan Mokkh(スーアン・モッカ)寺に滞在しました。
日本でお寺にお参りに行くと本堂に歩いていくのが
道ですが、ここにはそういった建物が見当たらず、
一定の間隔で比丘が滞在しているクティがありました。
男性のゲストルームはドミトリーで、板間の上に
ゴザをひいて、その上に蚊帳をかけるという、環境でした。
瞑想コース中に聞いた話ですが、自然のダンマを
知るために、より、自然に近い状態で建物は作られ、
修行のそのダンマにしたがって行われているそうです。
②インターナショナル・瞑想センターの施設
管理された、落ち着きのあるセンターでした。
③泊まる部屋と食事
部屋の中はコンクリートの上にムシロが一枚。木の枕です。
これは八戒の
I undertake the training to intend not to
sleep or sit on luxurious beds and seats.
「私は豪華な場所に寝ること坐ることから
離れるという戒律を受持いたします」
からきているものです。
最後の日まで、寝ている間に何回か、
背中や頭が痛くて目を覚ましました。
朝の食事は粥、昼は玄米ご飯に料理皿が
二品や三品でした。一日二食で夕方は
ティーもしくはホットチョコレートでした。
④スタッフの対応
スタッフ自身も修行が目的で滞在しているので、
厳しい姿勢で私たちに臨んでいました。
しかし、細心の注意を払いながら、鼻水や
咳が聞こえるとハーブティや薬を用意して
くれたりと、万全の体制でした。
2)10日間コースについて
基本的な内容は以下のとおりですが、多少の
自由がきき、たとえば、45分座る瞑想をして
通常は歩く瞑想ですが、もっと座っていた
ければ、座ることが可能です。
①10日間コースの日課
瞑想は1日で4回に分かれています。
早朝、午前、午後、夜。
早朝
4時に鐘がなり起床。
4時半より30分瞑想後
2時間のヨーガ。
その後30分のダンマトーク(法話)と瞑想
朝食
午前
10時-11時 ダンマトーク
(テーラワーダ仏教についての基本的な法話、
無常、苦、無我、12縁起、アーナパーナサティ
などブッダ・ダーサの説法のテープを聴く)
11時-11時45分 座る瞑想
11時45分-12時30分 歩く瞑想
昼食
午後
14時半-15時半 ダンマトーク
(テーラワーダ仏教についての基本的な法話、
無常、苦、無我、12縁起、アーナパーナサティなど)
15時半-16時15分 座る瞑想
16時15分-17時 歩く瞑想
18時 チャンティング(お経)
ティータイム
夜
19時半 座る瞑想
20時 歩く瞑想
20時半 グループ歩行瞑想
21時 終了
21時 消灯
②瞑想コース中に洞察が深まったこと
プラーナヤーマ、バンダ・ムドラーとアーナパーナサティ
の関連。瞑想を続けていき、呼吸が深まると、身体は
自然にバンダを行う姿勢になっていきました。
アーサナ、プラーナヤーマの延長上に
瞑想があることをよく理解できました。
③瞑想コース中に直面したチャレンジ
前半のダンマトークの内容で、
私たちは経験を常に求めています。
身体の柔軟性の準備ができていないのに
パドマ・アーサナ(結跏趺坐)に座ったりすること
への注意でした。
経験をするのではなく、呼吸の洞察をするのが
目的です、という話がありました。
ちょうどそのころ、私は姿勢を伸ばす、呼吸を
長くする、という経験と格闘しており、首から肩に
かけては、ガチガチ。呼吸もエゴで無理やり
押し付けながら呼吸を長くしていました。
その為、夜、すべての日程が終了すると、疲れでぐったりして
いました。
「経験をするのではなく、呼吸の洞察を
するのが目的」を聞き、はっと我にかえりました。
それから、姿勢を気にせずに座りました。そうすると
いままで、いかにエゴが自分の身体を押し付け、
経験を求めていた事を知りました。呼吸もまったく同じでした。
何もわかっていない私のエゴが身体、呼吸の
イメージをつくりだし、そのイメージに近づこうとだけしていたのです。
それから、身体が自然体になり、
呼吸の洞察が始まりました。
④タイに来てコースに参加した意義があったかどうか
僧院での瞑想コースに参加できたことは何よりも学びでした。
本や、DVDでタイの比丘は何も所有せず、早朝、鉢を
持って裸足で歩き、村行き、托鉢で食事を得て、正午までに
食べ、それ以後は、何も食べず修行するということは
理解していたつもりでした。
タイの僧院に行き、それを目の当たりに
したときに、奇跡を感じ、畏敬の念を覚えました。
経験をするのではなく、洞察をするという
大切さを学ぶことが出来ました。
3)総括:ヨーガと仏教について
今回の瞑想コースの参加者は91名と聞いています。
その内の9割は西洋人です。仏教的な背景をもたない
人々にも、宗教ではなく、仏の教えとしての実践が
受け入れられていました。
最後のシェアーリングの時に、一人お西洋人が
自身の父の死を受け入れることができていなかった。
と話をしてくれました。
今回の瞑想セミナーで一番印象に残ったのは
チャンティング。お経を読むことだったと彼は言いました。
経には、繰り返し繰り返し死について洞察せよ!
無常、苦、無我が説かれているのです。
ヨーガと仏教が、アジアの精神性として、
人類の精神性として、広がることが
出来ればと期待しています。
自身の探求、向上のためには環境を整えていく、
ということが何よりも大切なんだと理解しました。
出来ない事を無理をして、周りを省みず行うのではなく、
まだ起こっていない悪は防ぎ
すでに起こった悪は取り除き
役に立つ有益な事は起こるようにし
すでにある有益な事は維持していく。
現在の環境を整えていく。
ヨーガの土壌から新しい花を開いた仏教として
とらえることができれば、私たち、アジアの人々も
インドへの道を迷わず歩いていくことが可能になると
確信しています。
「K.K.」
http://hhyoga.blogspot.com/2009/12/blog-post_19.html
のブログで、今回のヨーガ、瞑想合宿について
フィードバックしました。
ワンサニット2009・フィードバック(1)
期間 :2009年11月18日(水)-28日(土)
+
南タイ「スーアン・モッカ」10日間瞑想コース
期間:2009年12月1日(火)-11日(金)
11月18日(水)から28日(土)の10泊11日
の日程で実施された「ワンサニット2009」の
フィードバック・シリーズ(1)です。
初の「専門コース」として、バンコク郊外の
『ワンサニット・アシュラム』で10日間100時間で
企画された「ワンサニット2009」には、13名の方
が参加されました(男性3名、女性10名)。
今回は、沖縄在住の「K.K.」さん(男性)の
ご感想とフィードバックです。
●「ワンサニット2009」+10日間の瞑想コース(Vipassana)
「ワンサニット2009」への参加者の方で、日程の
ご都合の付く方には、タイでの本格的な瞑想修行
(ヴィパッサナー)を経験する研修プランを推奨しました。
今回は、次の3つのプランで、10日間の
「ワンサニット2009」とタイでの
10日間の瞑想コースが組み合わされました。
①『ワンサニット』の前に10日間の瞑想コース
(11月4日ー15日、コーンケーンのヴィパッサナ・センター)
→ http://www.dhamma.org/en/schedules/schsuvanna.shtml
②『ワンサニット』に7日間参加後10日間の瞑想コース
(11月25日ー12月6日、ピサヌロークのヴィパッサナ・センター)
→ http://www.dhamma.org/en/schedules/schabha.shtml
③『ワンサニット』修了後、南タイの僧院で10日間の瞑想コース
(12月1日ー12月11日)
→ http://www.suanmokkh-idh.org/idh-travel.html
→ http://www.suanmokkh.org/
③は、南タイのスラタニーという町にある
『スーアン・モッカ』という著名な瞑想寺です。
近代タイの精神的支柱であった「ブッダダーサ・ビク
(1926-1993)」によって開かれた修行寺で、タイの
精神界では大きな影響力のあるところです。
近くに「インターナショナル・瞑想センター」が併設
されていて、毎月初めの10日間、外国人向けに
瞑想コースが運営されています。
「インターナショナル・瞑想センター」も伝統的な上座部
仏教の形式に従っていますが、外国人向けなので、
瞑想コースはやや緩やかなルールで運営されています。
『スーアン・モッカ』は、ブッダの教えを遵守する上座部仏教
の本質と、タイの仏教文化に直接触れるには、理想的な
場所のひとつです。
今回、沖縄在住の「K.K.」さんは、
③の『ワンサニット』+『スーアン・モッカ』の
研修プランを消化されました。
International Dhamma Hermitage
Wat Suan Mokkh, Ampoe Chaiya,
Surat Thani 84110, Thailand.
http://www.suanmokkh-idh.org/idh-travel.html
以下に、「K.K.」さんの「スーアン・モッカ」の瞑想コースの
ご感想とフィードバックも寄せられています。
●「ワンサニット2010」
今後『ワンサニット・アシュラム』で、主にリピーターの方を
対象に、10日間100時間の「専門コース」も実施して行きたいと考えてます。
来年も11月後半に「ワンサニット2010」を予定しています。
興味のある方は、どうぞ、お問い合わせ下さい。
定員は12名前後です。
11月にはタイは乾季に入り、さわやかなベスト・シーズンです。
『ワンサニット・アシュラム』でのシンプルなエコ・ライフにも、
気候的な問題の少ない時期です。
●『ワンサニット・アシュラム』について
Wongsanit Ashram
PO Box 1, Ongkharak、Nakhorn Nayok 26120, Siam (Thailand)
Tel: (66-37) 333-183, Fax (66-37) 333-184
『ワンサニット・アシュラム(Wongsanit Ashram)』のホームページ
→ www.sulak-sivaraksaorg/network24.php
写真アルバム
→ http://picasaweb.google.com/hhyoga/WongsanitAshram
『ワンサニット・アシュラム』は『サティラコセーシュ・ナーガプラディーパ財団』
傘下の団体で、1985年に設立されたインターナショナル・コミュニティです。
シンプルなライフ・スタイルの実践と、社会活動と
精神性を平行して追求するための施設です。
『サティラコセーシュ・ナーガプラディーパ財団』 の創立者の
「スラック・シヴァラクシャ」氏はタイを代表する仏教思想家・
社会活動家であり、世界の「仏教陣営」の重要人物です。
ノーベル平和賞にも3回ノミネートされています。
『ワンサニット・アシュラム』の環境と設備は、自然環境を
生かしたやや「アウト・ドアー」系で、「自然療法センター」
としても利用されています。「ヨーガ」の合宿セミナーにも
最適な条件が整っています。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ワンサニット2009」での10日間・100時間の専門コース
沖縄在住の「K.K.」さんのフィードバック
【プロフィール】
①住んでいるところ
沖縄県南城市
②現在されていること(仕事etc.)、今までにされて来たこと
ヨーガ指導をカルチャーセンタ、公民館などで行っています。
20歳前後にお寺で小僧生活をしていました。
③特に関心の深いこと、特技・趣味やライフワーク
仏教、ヨーガ、古武道(琉球古武道)
④ヨーガ歴・ヨーガを始めたきっかけ
お寺での生活を経て、瞑想に興味を持ち、
古武道での怪我がきっかけで、アーサナを始めました。
⑤今後のヨーガへの展望や希望
何を目指してヨーガを行っていくのか、それをどのように
達成できるのかを明確に共有できる仲間づくり、環境づくり
【フィードバック】
1)『ワンサニット・アシュラム』の場所と環境
①環境と施設
シングルのクティに滞在しました。夜は多少冷え
ましたがとても快適に過ごせました。
②ゲスト・ルーム/セミナー室/瞑想ホール
それぞれのホールが徒歩3、4分ほど離れた場所で、
食事、講義、瞑想を終えたあとに程よく外の空気に
触れる事で、リセットができました。
瞑想ホールにはクッションがたくさんあり、それらを利用して、
腰や首に負担のないようにアーサナをするのは、身体を
脱力させるのに大変役に立ちました。
③食事について
毎食、美味しくいただけました。セミナーの後半は、
ジャラネーティ、スートラ・ネーティ、ボウマン・ダウティ等、
クリヤーヨーガを行うと食事の量を調整する必要が出てきました。
その時にごちそうを目の前にしての心の葛藤が大変でした。
2)講義と実習で理解と体験が深まったこと
①アーサナについて
力を入れず、遅筋を働かせ、重力を保持するような
姿勢反射・姿勢制御のメカニズムへのアプローチする
知覚、その後の自律系全体の作用の知覚。
②プラーナーヤーマについて
通常の自律神経のリズムの呼吸から、コントロールした
呼吸を創り出し、深く、ゆっくり、長くという自意識を
神経ネットワークへ干渉させていくというアプローチの理解。
その為に、徹底的に5秒吸いこんで、
5秒はきだすという、形の訓練の重要性。
③クリアーについて
反射作用の再認識。
スートラ・ネーティは今まで何度か試したことがありましたが、
数回でいつも断念していましたが、今回は合宿ということもあり、
何がなんでもという気持ちで行うことで、
比較的簡単に出来ました。
ボウマン・ダウティは初めて行いました。
塩水が胃になだれ込んだ時の内蔵がギュッと緊張した感覚を
知ることが出来ました。体内の内壁の感覚を知覚でき、それが
呼吸の流れを知覚するのに役立ちました。
その後10日間のヴィパッサナー・瞑想コースに参加したの
ですが、アーナパーナ・サティという鼻先の呼吸の流れを
意識する時に、クリヤーをやっていたことが大変役に立ちました。
④ムドラー・バンダについて
それぞれのムドラー・バンダについて考察することで、今まで
理解なしに何となくムドラー・バンダを行っていた点に気づきました。
具体的に何をターゲットにムドラー・バンダを行っているのかが、
明確になり、集中が高まり、それによりムドラー・バンダの形も整ってきました。
⑤瞑想について
一日の始めに瞑想から行うことで、毎日クリヤーな
状態でセミナーを受ける事が出来ました。
⑥ヨーガ・スートラへの理解度
サンスクリットのそれぞれの単語と他の単語との
相互関係を理解でき、全体像のイメージが
ぼんやりと見えてきました。
またヨーガ・スートラの中の
①よく知っていること
②なんとなく解っていること
③知らないこと
が混在しているという内容から、私たちが
混乱する理由が分かりました。
⑦インド哲学・仏教思想についての理解
インド哲学、仏教思想について何も知らないことが分かりました。
相方先生の言われる
・「Knowledge-based」での客観的・中立的な知識の蓄積
・広く、アジア全域の精神文化への洞察
というアプローチの方法で、今後
積み上げていきたいと考えています。
3)「ワンサニット2009」の総括
①プログラム全体の総括的なご感想
日本という住み慣れた環境を離れての
コースへの参加は、自分と向き合う環境に最適でした。
また、同じような意識をもった仲間との
参加でモチベーションも高まり、理解も深まりました。
②ご自分にとって、日本からコースに参加したメリットがあったかどうか
20歳前にお寺での生活をしてから、17年ほどたちました。
その間、本やDVD、インターネットなどの情報、また、
国内のセミナーなどに参加しながら、部分的に仏教、ヨーガを学んできました。
その結果、頭で描いている何となくの「もの」と、
日々実践する何となくの「もの」に、
ズレが生じるようになっていました。
今回のコースへの参加でそのズレを再確認でき、
修正し、実践することができました。また、実践する
ことで、次への展望も発見できました。
③今後「ワンサニット」の合宿セミナー参加を考えている方へのアドバイス
日常の環境から離れての合宿セミナーは、今よりも
向上したいと考えている皆さまには大変有効だと思います。
日常の生活で、自分の問題点を客観的に考察しながら
準備をし、合宿に参加されると、より深い結果を得る事が
できると思います。
4)タイランドの印象、役立つ情報など
ゆったりと歩くタイの人々の姿は、それだけで私たちを、
今、という現在への気づきを与えてくれます。人々の
笑顔もやさしく、とても快適に生活ができました。
ありがとうございました。
「K.K.」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
南タイ・スラタニーの「スーアン・モッカ」
インターナショナル・瞑想センターでの10日間コース
【フィードバック】
1)瞑想センターの場所と環境
①スラタニーの環境
バンコクより夜行電車にてスラタニーに到着しました。
瞑想コースが始まる前日についたので、その日は
Wat Suan Mokkh(スーアン・モッカ)寺に滞在しました。
日本でお寺にお参りに行くと本堂に歩いていくのが
道ですが、ここにはそういった建物が見当たらず、
一定の間隔で比丘が滞在しているクティがありました。
男性のゲストルームはドミトリーで、板間の上に
ゴザをひいて、その上に蚊帳をかけるという、環境でした。
瞑想コース中に聞いた話ですが、自然のダンマを
知るために、より、自然に近い状態で建物は作られ、
修行のそのダンマにしたがって行われているそうです。
②インターナショナル・瞑想センターの施設
管理された、落ち着きのあるセンターでした。
③泊まる部屋と食事
部屋の中はコンクリートの上にムシロが一枚。木の枕です。
これは八戒の
I undertake the training to intend not to
sleep or sit on luxurious beds and seats.
「私は豪華な場所に寝ること坐ることから
離れるという戒律を受持いたします」
からきているものです。
最後の日まで、寝ている間に何回か、
背中や頭が痛くて目を覚ましました。
朝の食事は粥、昼は玄米ご飯に料理皿が
二品や三品でした。一日二食で夕方は
ティーもしくはホットチョコレートでした。
④スタッフの対応
スタッフ自身も修行が目的で滞在しているので、
厳しい姿勢で私たちに臨んでいました。
しかし、細心の注意を払いながら、鼻水や
咳が聞こえるとハーブティや薬を用意して
くれたりと、万全の体制でした。
2)10日間コースについて
基本的な内容は以下のとおりですが、多少の
自由がきき、たとえば、45分座る瞑想をして
通常は歩く瞑想ですが、もっと座っていた
ければ、座ることが可能です。
①10日間コースの日課
瞑想は1日で4回に分かれています。
早朝、午前、午後、夜。
早朝
4時に鐘がなり起床。
4時半より30分瞑想後
2時間のヨーガ。
その後30分のダンマトーク(法話)と瞑想
朝食
午前
10時-11時 ダンマトーク
(テーラワーダ仏教についての基本的な法話、
無常、苦、無我、12縁起、アーナパーナサティ
などブッダ・ダーサの説法のテープを聴く)
11時-11時45分 座る瞑想
11時45分-12時30分 歩く瞑想
昼食
午後
14時半-15時半 ダンマトーク
(テーラワーダ仏教についての基本的な法話、
無常、苦、無我、12縁起、アーナパーナサティなど)
15時半-16時15分 座る瞑想
16時15分-17時 歩く瞑想
18時 チャンティング(お経)
ティータイム
夜
19時半 座る瞑想
20時 歩く瞑想
20時半 グループ歩行瞑想
21時 終了
21時 消灯
②瞑想コース中に洞察が深まったこと
プラーナヤーマ、バンダ・ムドラーとアーナパーナサティ
の関連。瞑想を続けていき、呼吸が深まると、身体は
自然にバンダを行う姿勢になっていきました。
アーサナ、プラーナヤーマの延長上に
瞑想があることをよく理解できました。
③瞑想コース中に直面したチャレンジ
前半のダンマトークの内容で、
私たちは経験を常に求めています。
身体の柔軟性の準備ができていないのに
パドマ・アーサナ(結跏趺坐)に座ったりすること
への注意でした。
経験をするのではなく、呼吸の洞察をするのが
目的です、という話がありました。
ちょうどそのころ、私は姿勢を伸ばす、呼吸を
長くする、という経験と格闘しており、首から肩に
かけては、ガチガチ。呼吸もエゴで無理やり
押し付けながら呼吸を長くしていました。
その為、夜、すべての日程が終了すると、疲れでぐったりして
いました。
「経験をするのではなく、呼吸の洞察を
するのが目的」を聞き、はっと我にかえりました。
それから、姿勢を気にせずに座りました。そうすると
いままで、いかにエゴが自分の身体を押し付け、
経験を求めていた事を知りました。呼吸もまったく同じでした。
何もわかっていない私のエゴが身体、呼吸の
イメージをつくりだし、そのイメージに近づこうとだけしていたのです。
それから、身体が自然体になり、
呼吸の洞察が始まりました。
④タイに来てコースに参加した意義があったかどうか
僧院での瞑想コースに参加できたことは何よりも学びでした。
本や、DVDでタイの比丘は何も所有せず、早朝、鉢を
持って裸足で歩き、村行き、托鉢で食事を得て、正午までに
食べ、それ以後は、何も食べず修行するということは
理解していたつもりでした。
タイの僧院に行き、それを目の当たりに
したときに、奇跡を感じ、畏敬の念を覚えました。
経験をするのではなく、洞察をするという
大切さを学ぶことが出来ました。
3)総括:ヨーガと仏教について
今回の瞑想コースの参加者は91名と聞いています。
その内の9割は西洋人です。仏教的な背景をもたない
人々にも、宗教ではなく、仏の教えとしての実践が
受け入れられていました。
最後のシェアーリングの時に、一人お西洋人が
自身の父の死を受け入れることができていなかった。
と話をしてくれました。
今回の瞑想セミナーで一番印象に残ったのは
チャンティング。お経を読むことだったと彼は言いました。
経には、繰り返し繰り返し死について洞察せよ!
無常、苦、無我が説かれているのです。
ヨーガと仏教が、アジアの精神性として、
人類の精神性として、広がることが
出来ればと期待しています。
自身の探求、向上のためには環境を整えていく、
ということが何よりも大切なんだと理解しました。
出来ない事を無理をして、周りを省みず行うのではなく、
まだ起こっていない悪は防ぎ
すでに起こった悪は取り除き
役に立つ有益な事は起こるようにし
すでにある有益な事は維持していく。
現在の環境を整えていく。
ヨーガの土壌から新しい花を開いた仏教として
とらえることができれば、私たち、アジアの人々も
インドへの道を迷わず歩いていくことが可能になると
確信しています。
「K.K.」
http://hhyoga.blogspot.com/2009/12/blog-post_19.html
Posted by katsukino at 15:22│Comments(0)