2010年06月25日
インド:コップ一杯とカバン一つ
ロナウラからムンバイ空港への
タクシーの中には、コースの同級生の
17歳のS君とお婆さん。お婆さんは101歳。
S君の両親が仕事で
数年、海外に行くので
お婆さんは、ムンバイ近郊の
親戚への引越しだ。
出発前に、家を訪問した。
家に入るとお婆さんの
引越しの準備をしていた。
小さなボストンバックに
だいたい荷物は入れたようだ。
歯ブラシと、薬を
横のポケットに入れて終了。
バック一つ。
末っ子の家から
四男の家への移動。
インドで行動するには
コップに何を入れるかで
決まる。
トマトジュース
お茶
りんごジュース
と混ぜることは
出来ない。
混ぜると、絶対に
まずくなる。
図書館でインターネットをするにも
うかうかしていると停電したり
プリンターが壊れたり
アクセスできなかったりする。
コップ一杯の水をぐっと飲みきる
ように、一気に目的にむかって走る。
バタン。ピーピーピー
と停電。おかわりはないし
一度いれた水は交換は出来ない。
コップに何がはいっているか?
何を入れるのか?
何が入ってきたのか?
いつから入っているのか?
つねに、のぞいて
ちょっとなめてみて
確認して、
必要ならばこぼして
新しく入れる。
一杯のコップの中に入る
心の状態が恐ろしく、正直に
行動に影響するのだ。
おそらく、日本でもそうなのだろう。
でも、これほどまでに、すぐに自分に
帰ってこない。
もちろんインド人も
コップを一つ持っている。
自分のコップの中身のことで
精一杯だ。
会話をするとき、うまく
コップを合わすことが出来れば
話しができ、用事を為すことが
可能になる。
チャイと
日本茶が
それぞれのコップに入っていると
混ぜるわけにはいかない。
飲み干すまで待つとしよう。
心のコップには
次から次への
注がれてくる。
コップは一つきり。
大きさも皆同じ。
コップのどこまで
いれるかは人それぞれ。
101歳のお婆さん。
ムンバイ近郊でカバンを一つ
孫に持たせ、家に帰っていった。
今日からの住まい。
四男の家。
カバンには
何が入っているのだろう。
お婆さんのコップの中には
何が入っているのだろう。
Posted by katsukino at 10:29│Comments(2)
この記事へのコメント
無事に帰国されましたか??
Posted by マロン☆ at 2010年06月25日 20:11
無事に東京につきました。
Posted by おきなわヨーガ
at 2010年06月25日 21:07
