2010年12月28日

興南高校 庚寅

2010年もあと数日。
テレビやラジオでは
今年一年の出来事を
紹介していますね。

皆さん自身も今年一年
総括してみましたか?

2010年は
庚寅「かのえとら」
でした。



「庚」には三つの意味があり、一つめは「継承・継続」、二つめは「償う」、そして三つめは「更新」です。 つまり庚は、前年からのものを断絶することなく継続して、いろいろの罪・汚れを祓い清めて償うとともに、思い切って更新していくことだそうです。

「寅」の字の、「宀」(うかんむり)は「建物、組織、存在」を表し、真ん中の(「うかんむり」と「ハ」を除いた部分) は、人が差し向かいになっている象形文字で、「手を合わせる・約束する・協力する」意を表し、下のハは「人」を意味しています。 だから<つつしむ>、<たすける>という意味があるそうです。 しかし助け合うには独りではなく、志を同じにする者が助け合うということで。「同僚」という意味もあるわけです。(「干支の活学 − 安岡正篤・人間学講和」 安岡正篤著 より)


いままでの文化や技術を継承し
悪いところは償い、チームで協力して
前に進んでいく。

実践している人々のニュースを
たくさん見かけました。

ワールドカップのサッカー
世界バレーの女子
プロ野球のロッテ
そして興南高校。
興南高校は春夏連覇
沖縄へ初の夏の優勝でした。

我喜屋優監督、選手たちのコメントは
哲学的でした。

興南・我喜屋監督の優勝インタビュー
―沖縄県勢初の初優勝はいかがですか
「ありがとうございます。この日が来るのを本当に県民と共に待っていました。」
―日本一を達成して選手達にはどんな言葉を掛けたいと思っていますか
「まず、今朝は敗れていったチームの事も考えていろいろな事を学んできました。今日の東海大相模も沖縄での交流もあったし、本当に良い相手と巡り合ったと思います。あの素晴らしい大応援団の中で両チームの選手達を見守ってくれて本当にありがとうございました。」


島袋投手は打者を三振にとっても
ガッツポーズをしなかった。
「三振取ってガッツポーズしたら相手に失礼」
相手をねじ伏せ、感情を表現するのではなく
抑えるコントロールすることで
集中を深めていく。

結果として
自分がもてるだけの力を
フルに発揮できたのでしょう。

チームとしての感情の乱れがないから
統合力が落ちない。喜怒哀楽に身を任せて
しまうと調子の良いときにはいいが必ず
調子が悪くなることがあるだろう。
興南高校はチーム自体に乱れがなく
勝っていても負けていても集中していた。

結果として、相手チームの乱れに気づき
勝利へと流れを変えていくことだできたのでしょうか。

「私の野球は、マウンドでもバッターボックスでも、だれも助けてくれない―というものです。必要なのは精神力の強化です。気持ちが後ろ向きだと人間、駄目になる。

だから、気持ちがしっかりした子供を育てないといけない。精神力をつけるためには、細かいことや嫌なことを黙々とできなければいけない。技術を伸ばすのも精神力、実力を表に出すのも精神力、精神力の養成が一番大切なのです」我喜屋優監督


技術の向上だけではなく
それを統括する精神力を育てること。

そのためには、前年までの技術を受継ぎ
技術面、精神面での間違いを償い、更新し
一人では弱くて継続できない新しい精神を
チームとして育てていく。

身体と心がチームとしたら
今のありのままの身体と心を
継承し、調子が悪いとことは償い
五感と心を統合していく。

正しい知識にもとづいて
殻をぬぎすてていくということでしょう。

2010年。まだまだあと数日ありますから
急ぎ、継承、更新、償い
みんなで育てていきましょう!


タグ :干支


Posted by katsukino at 17:00│Comments(0)
 
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