2011年02月14日

五歳前:いちゃもん

五歳前:いちゃもん

正月に田舎でオバーと
一緒に子どもが誘拐される
サスペンスをマジマジと見た
息子。

それ以来、戸締りを厳重にし
番犬ムイは夜行性かとしつこく確認し
(犬が夜起きていたら泥棒がこない?)
布団では両手にクマとブタのぬいぐるみ
な息子。

5歳の誕生日にやってくるであろう
コード付きのラジコンに気持ちは踊り
カレンダーを一日一日まるを付ける。

過去と未来がすっかりと出来上がりました。
自分は沖縄にいて、父さんのオジーは福井にいて
母さんのオバーは広島にいるという空間の位置も確立。

心が成長してくると
むかしむかしに蒔かれた種も
芽を出し始めています。

お粥に味噌汁だと
チーズが食べたかった。
卵が食べたかった。
などと腰をくねらせ、いちゃもん。

保育園から帰ってくるなり
ヨーガに行くなと、顔を「へ」にして
いちゃもん。

階段に座って、いちゃもんを
上手に育てます。

うっかり油断していると
そのいちゃもんが私に移ります。

こんな子どもはダメだ。
自分にそっくりだ。
イライライラー
ムラムラムラー
ワジワジする私。

そんなことしてると
ツェねずみになるよ!
息子も私も。

 

柱がある日、ツェねずみに言いました。
「ツェねずみさん、もうじき冬になるね。ぼくらはまたかわいてミリミリ言わなくちゃならない。お前さんも今のうちに、いい夜具のしたくをしておいた方がいいだろう。幸いぼくのすぐ頭の上に、すずめが春持って来た鳥の毛やいろいろ暖かいものがたくさんあるから、いまのうちに、すこしおろして運んでおいたらどうだい。僕の頭は、まあ少し寒くなるけれど、僕は僕でまたくふうをするから。」

 ツェねずみはもっともと思いましたので、さっそく、その日から運び方にかかりました。ところが、途中に急な坂が一つありましたので、ねずみは三度目に、そこからストンところげ落ちました。柱もびっくりして、「ねずみさん、けがはないかい。けがはないかい。」と一生けん命、からだを曲げながら言いました。ねずみはやっと起き上がって、それからかおをひどくしかめながら言いました。

「柱さん。お前もずいぶんひどい人だ。僕のような弱いものをこんな目にあわすなんて。」柱はいかにも申しわけがないと思ったので、「ねずみさん、すまなかった。ゆるしてください。」と一生けん命わびました。ツェねずみは図にのって、「許してくれもないじゃないか。お前さえあんなこしゃくなさしずをしなければ、私はこんな痛い目にもあわなかったんだよ。償っておくれ。償っておくれ。さあ、償っておくれよ。」「そんなことを言ったって困るじゃありませんか。許してくださいよ。」「いいや、弱いものをいじめるのは私はきらいなんだから、償っておくれ。償っておくれ。さあ、償っておくれ。」柱は困ってしまって、おいおい泣きました。そこでねずみも、しかたなく、巣へかえりました。それからは、柱はもうこわがって、ねずみに口をききませんでした。
(略)
道具仲間は、みんな順ぐりにこんなめにあって、こりてしまいましたので、ついにはだれもツェねずみの顔を見るといそいでわきの方を向いてしまうのでした。


さてさて「償っておくれ。」と
繰り返すツェねずみ。
最後はどうなるのでしょうね~
つづく。


タグ :子育て絵本


Posted by katsukino at 09:02│Comments(0)
 
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