2011年05月05日
五歳すぎ:忍耐が少し育つ


ジャンケンをして負けると
いちゃもん。
かけっこして負けると
いちゃもん。
なぞなぞ出して正解されると
いちゃもん。
料理の皿の量が少ないと
いちゃもん。
文句を言う息子。
何から何まで、
ジブンが一番。
我慢できない。
それが最近、私がジャンケンに
勝っても走って勝っても
いちゃもんをつけなくなった。
クヤシイ。
という気持ちは同じようだが
じゃあ、もう一回ね。
といちゃもんではなく次のチャレンジ
が可能になった。
我慢は相手に伝染し
忍耐は相手と対話を可能にする。
ツェねずみは忍耐が出来ず
友達をなくし最後はオリの中
人間に捕まります。
我慢が出来ず、相手を許せなかった
から
忍耐をし現実を理解し相手を許す。
忍耐の実践です。
柱がある日、ツェねずみに言いました。
「ツェねずみさん、もうじき冬になるね。ぼくらはまたかわいてミリミリ言わなくちゃならない。お前さんも今のうちに、いい夜具のしたくをしておいた方がいいだろう。幸いぼくのすぐ頭の上に、すずめが春持って来た鳥の毛やいろいろ暖かいものがたくさんあるから、いまのうちに、すこしおろして運んでおいたらどうだい。僕の頭は、まあ少し寒くなるけれど、僕は僕でまたくふうをするから。」
ツェねずみはもっともと思いましたので、さっそく、その日から運び方にかかりました。ところが、途中に急な坂が一つありましたので、ねずみは三度目に、そこからストンところげ落ちました。柱もびっくりして、「ねずみさん、けがはないかい。けがはないかい。」と一生けん命、からだを曲げながら言いました。ねずみはやっと起き上がって、それからかおをひどくしかめながら言いました。
「柱さん。お前もずいぶんひどい人だ。僕のような弱いものをこんな目にあわすなんて。」柱はいかにも申しわけがないと思ったので、「ねずみさん、すまなかった。ゆるしてください。」と一生けん命わびました。ツェねずみは図にのって、「許してくれもないじゃないか。お前さえあんなこしゃくなさしずをしなければ、私はこんな痛い目にもあわなかったんだよ。償っておくれ。償っておくれ。さあ、償っておくれよ。」「そんなことを言ったって困るじゃありませんか。許してくださいよ。」「いいや、弱いものをいじめるのは私はきらいなんだから、償っておくれ。償っておくれ。さあ、償っておくれ。」柱は困ってしまって、おいおい泣きました。そこでねずみも、しかたなく、巣へかえりました。それからは、柱はもうこわがって、ねずみに口をききませんでした。
(略)
道具仲間は、みんな順ぐりにこんなめにあって、こりてしまいましたので、ついにはだれもツェねずみの顔を見るといそいでわきの方を向いてしまうのでした。
Posted by katsukino at 17:06│Comments(0)